さとえり

このブログでは、あきらめて人生が好転した経験をインタビューしています。

「あきらめるってどういうこと?」と思われたかたは、こちらの記事をお読みください。

今回ご紹介するのは、恋婚活コンサルタントの嶋かおりさんです。

ホステスとして3万人以上を接客した経験を活かし、2016年に年に結婚相談所を開業された嶋さん。手厚いサポートで幅広い層のお客さまに支持され、成婚率は80%以上!開業10か月目には全国800社の結婚相談所の中で1位になり、現在、新規のご相談は1〜2ヶ月待ちの状態です!

著書『彼に、思ってることを言えないでどうするの?』は、日刊スポーツなど50以上のメディアでコロナ離婚にストップをかける本として紹介されました。

プライベートでは34歳の時に、8歳年下の彼と結婚。出会って15年近くたつそうですが、今でもラブラブな幸せ生活を送っているそうです。

そんな嶋さんのあきらめたことは、なんと「結婚」と「子供」。詳しくお聞きしてみたところ、過去の嶋さんはドン引きするほどのこじらせ女子だった様子。笑

お付き合いした相手には無理難題をふっかけて、答えてもらえなかったら「別れる!」と言って愛情を確かめる。そんな20代を送っていたそうです。しかも、結婚や子供への願望はめちゃめちゃ強く、新しい彼氏ができるたびに実家に連れていっていたとか。

そこまでするぐらい「結婚」と「子供」を望んでいたのに、このふたつをあきらめた嶋さん。
果たして、あきらめて手に入れたものはなんだったのでしょうか?

音声で聞きたい人はこちら

恋婚活コンサルタント 嶋かおりプロフィール

恋婚活コンサルタント 嶋かおり

福島県生まれ。
両親の反対を押し切って上京。早稲田大学に入学し、学費を稼ぐためにホステスとして働き始める。

大学時代、同棲していた彼の浮気が原因で鬱を発症。その後もたくさんの男性とお付き合いしては別れるを繰り返し、ネットゲームがきっかけで結婚相手と出会う。

相手から2回の告白をされた後、3回目は自ら告白して交際。交際6年目に同棲。同棲して4ヶ月目に入籍。
出会って15年近くたっても、毎日チューしてハグする幸せな日々を過ごしている。ご主人とネコちゃん2匹の4人家族。

ホステスとして3万人以上の話を聞いてきた経験と、自分自身がパートナーと信頼関係を深めてきた経験を活かして、2016年に結婚相談所を開業。実体験と心理学をベースとしたきめ細やかなサポートで、成婚率は80%を超える。

婚活・恋愛コンサルが得意な結婚相談所 ラブラブーン
著書『彼に、思っていることを言えないでどうするの?』

あきらめたきっかけは信頼できるパートナーとの出会い

佐藤 どうぞよろしくお願いいたします!嶋さんがあきらめたことってなんですか?

 結婚と子供をあきらめました。

佐藤 え?そうなんですか?!

結婚をあきらめたというのは、どんなことがあったのでしょうか?

 今は結婚してるんだけど、実は、旦那と付き合う時に結婚をあきらめたんです。

もともと私、すごく結婚願望が強くて。20代の頃は誰かと付き合うたびに「この人と結婚したい!」と思って、みんな実家に連れてったの。笑

佐藤 え?ご実家、福島ですよね?歴代彼氏のみなさん、よくついて行ってくれましたね。

 もうナチュラルに「うち来る?」みたいなノリで誘ってたかな。親は「また違う男か」って思ってたと思う。それぐらい結婚願望が強かったんだよね。笑

佐藤 なんと…。笑

 旦那と付き合った時って、私は28歳で彼が20歳だったんだよね。
30歳前の女性って、第一次婚活しなきゃブームというか、「結婚しなきゃ!」みたいなのがくるでしょう?私もそう思ってた。

しかも当時の私は、なぜか「30歳を超えたら結婚できない」って思い込んでいたから、なおさら「あ、今この人と付き合ったら結婚できないな」って思ったよね。

佐藤 へぇ〜!笑

 だから旦那と付き合うって決めた時は「ここで結婚しとかなきゃまずい」とも思ったけど、結婚をあきらめたよね。当時の私にとって、「彼と付き合う=結婚あきらめる」だったの。

70代の方も成婚に導いている嶋さんにも「30歳を超えたら結婚できない」なんて思っていた時代があったとは…

「こいつ気持ち悪い」から「好きになっちゃった」への変化

佐藤 そうだったんですね。でも、何度も彼氏を実家に連れていくほど願望があった嶋さんが結婚をあきらめたなんて、ご主人に魅力があったってことですね。

 ………魅力があったって言われると、どうなんだろ。笑

佐藤 馴れ初めってどんな感じだったんですか?

 ネットゲームだったんだよね。『ラグナロクオンライン』っていう、当時はたぶん一番流行ってたんじゃないかな。

ゲームのキャラクターを動かして、みんなで冒険に出たりモンスターを倒したり。オンラインで知り合った人と一緒にゲームをクリアしていくから、ネットゲームがきっかけで結婚してる人って案外いっぱいいるんだよね。

佐藤 へ〜!じゃあ、ご主人とはゲームがきっかけでお会いして、お互い顔は知らないけど好きになった感じでしょうか?

 うちの旦那はちょっと変わってて、ネカマだったの。ゲームだからさ、男が女のキャラクターを動かしてもいいし、女が男のキャラクターを動かすこともできるじゃない。それで、旦那は女キャラを動かしてたのね。

当時は、Skypeをつないでゲームすることもあったから、そこで声を聞いて性別がわかったんだよね。「なんだ、中身は男じゃん。笑」みたいな。まぁ、ゲームの中では女キャラだったから「良い友達」みたいな感じだったかな。

仲良くなると「リアルで遊ぼう!」みたいな感じになって、私が旦那に会った時の第一印象は「気持ち悪い」だったのね。

佐藤 なんと…。

笑っていいのかリアクションに困るさとえり

佐藤 そこから、ご主人と一緒になったのはどんな経緯だったのでしょうか?

 実は、付き合うまでに3回、告白する・されるがあったんだよね。

最初、私は彼のこと「気持ち悪いし、ないわ~w」みたいな感じで思ってたんだけど、彼から告白されたんだよね。だから「お友達として仲良くしたいからごめんなさい」って、丁重にお断りをしたわけよ。これが1回目。

そこから半年くらい経った時、クリスマスの時だったかな、電話でもう1回告白されたの。「ちょっとあきらめきれなくて…」みたいな感じで。

佐藤 へー!すごい!

 その時も、私は付き合ってはないんだけど違う男がいたし、お断りをしたの。でも、2回目に告白された時はちょっと嬉しかったの!それで相手を意識し始めたんだよね。

そしたら今度は私の方が好きになっちゃって、3回目は私から告白したみたいな感じ。

佐藤 そうなんですね!告白する時に、「この人と付き合うってなったら結婚は難しいだろうなぁ」みたいな気持ちはあったんですか?

 あったね。でも、まぁ「好きになっちゃったから行こう」みたいな感じだった。

デート中のワンシーン(嶋さんのFacebookより)

自分の気持ちに素直になったらあきらめるしかなかったよね…

佐藤 「行こう」って思う前に、葛藤とかありましたか?

 あったよ!あった!すごい結婚したかったから!

佐藤 そうなんですね。でも、「卒業したら結婚しようよ」みたいな感じで、彼に確約を取ろうとは思わなかったのでしょうか?

 …確かにね!でも思わなかったね〜。

確約って言ったって、先のことは分かんないし。好きっていう気持ちに気づいたら、「一緒になりたい」っていう感覚の方が大きくって。

佐藤 結婚よりも「彼と一緒にいたい」という感じだったんですね。

 そうそう!その時はどっちかというと「恋愛」モードっていうのもあったかも。「この人のこと好き!」ってなった時って、ドーパミンが出るじゃん、一時的に。笑

佐藤 ドーパミン。笑

 一時的に突っ走っちゃった感じよね。それで結婚はあきらめたよね。

その時は「自分の気持ちに素直になろう」っていう思いが強かったから、あんまり先のことも結婚の確約とかも考えなかったな。まぁ「なんとかなるさ!」みたいな感じで。

でも、結婚願望はすごい強かったから、あの時は本当にあきらめたな。「この人と付き合ったら結婚できないんだろうな。でもまぁいっか。」っていう…。

「なんとかなるさ!」を再現する嶋さん

かぐや姫だったこじらせ女子時代

佐藤 「自分の気持ちに素直になろう」というのは、けっこう大きな気づきなのかなって感じがしました。

 そうだね!その前に付き合った人とか前の前の人とか、うまくいってたら結婚してたと思うんだけど。当時の私は素直じゃなかった、こじらせ女子だったね。

わかりやすい「愛情の形」がほしかったんだろうね。彼に無理難題を言って、それに答えてくれたら愛をもらった気になるみたいな。

かぐや姫みたいなもんだよ。若い女の子だとよくあるじゃん。当時の私も、かぐや姫やってたんだよ。笑

佐藤 かぐや姫!なるほど。笑

 旦那と付き合った後も私はそれをやらかしてたの。付き合って1年ぐらい経った時かな。私から別れ話を切り出しだんだよね。

佐藤 えぇ!どうしてですか?

 どんな内容だったか忘れたけど、なんかちょっとしたこと。会う回数が減ったり、「今日おうちに行きたい」って言ったら「部屋が汚いから今日はごめん」って言われたり、そんな些細なことね。

そんなことがあって、「私のこと好きじゃないんだ」って思い込んだのが重なって「じゃあ別れる」って言ったんだよね。笑

佐藤 えー!

 それで1回別れたの。そして1週間後に復活した。笑

年代別 嶋さん(嶋さんのnoteより)

「私はなにをしたいの?」自問自答の末に気がついたこと

佐藤 なんで復活したんですか?

 実は、過去の彼氏とも「好きじゃないから別れる」みたいな感じで別れてきたのね。

同じことを繰り返してることに気がついて、「私はなにをしたいの?結局どうしたいの?」って考えた時に、「あぁ、私は彼と別れたいわけじゃないんだ」って思って…。

別れたいわけじゃなくて、愛情がほしいんだよね。ここで自分の気持ちに素直にならなかったら、今までと同じことを繰り返すだけだって気がついたの。

歴代の彼は、私が冷めちゃってから「やっぱりやり直そう」って言ってくれた人が多かったのね。でも、今回は彼の性格的に「やり直そう」って言ってくることはないなとも思った。

だから「自分の気持ちに素直になろう」って思って、私から「やっぱり戻りたい」ってメールしたの。めちゃくちゃ恥ずかしかったけど。

そしたら、旦那から「なんか嬉しい」ってメールが返ってきた。彼の返信メールの中に、私がほしかった愛情があったんだよね。

そこで初めて、彼が私のことを好きじゃないわけじゃなくて、私が「彼は私のこと好きじゃない」って捉えていただけだったんだって気がついた。「やっぱりこいつ私のこと好きじゃん」って気づいたら「素直になって良かったなー」って思えて、それで復縁したの。

同じことを繰り返さないっていう、ひとつのターニングポイントになった。

「素直になって良かったなー」に激しく同意するさとえり

あきらめた結婚がするりと手に入った?!

佐藤 最終的には、その彼とそのまま結婚されたんですよね!どんな経緯だったのでしょうか?

 そうそう!結婚をあきらめたのに結婚できたの!

結婚はあきらめたんだけど、ずっと一緒にいたいから同棲はあきらめなくて、「一緒に住みたい!一緒に住みたい!」ってずっと言ってたの。

今までの彼はすぐに実家に行って親に会ってくれてたんだけど、旦那は会ってくれないし、同棲もずっと躊躇してたんだよね。彼が社会人になってもOKにならなくて、私「同棲したい」彼「まだ」みたいなのをずっと繰り返してたの。

だけど、彼の中でタイミングがきたのか、旦那が社会人2年目の時に「一緒に住む?」って言ってきてくれた。ずっと断られてたから、「え?いいの?」みたいな感じで面食らったよね。笑

佐藤 へ〜!

 私が34歳の時だったかな。それで同棲してすぐ入籍した。私はさ、もう一緒に進めるだけで幸せだったわけだよね。

同棲して4ヶ月後ぐらいに旦那から「入籍する?」って言ってきてくれたの。こっちからすると「え?いいの?」って感じだよね。笑

「なんでそんなに早く結婚決めたの?」って聞いたら、同棲する前は私が「会いたい会いたい」ばっかり言ってたから、「こいつやばい」って思ってたんだって。「恋人だったら良かったけど、結婚はないかな」みたいな。

でも、いざ同棲してみたら「なんか意外と大丈夫かな」って思ったみたい。結婚後のイメージがついたんだろうね。だから同棲はすごいお勧めしてるかな。お試しになるからね。

佐藤 そうなんですね!「同棲するんだったら結婚の約束を取り付けてから」って言ってる人も多いのに。

 でもさぁ、約束して自分が「別れたい」ってなったら辛くない?一緒に住んで、向こうじゃなくて自分が嫌になるパターンってあるじゃん。だから約束はしない方がいいよ。笑

佐藤 確かにそうですね。笑

結婚9周年の記念撮影(嶋さんのFacebookより)

切望し続けた子供をあきらめるほど大切にしたいこと

佐藤 もうひとつ「子供をあきらめた」について、詳しくお聞かせいただけますか?

 もともと、結婚と同じくらい子供もすっごいほしかったの。小さな頃から、将来子育てした時のことをすごい考えてたのね。​​「子供が生まれたらこんな風に育てたい」って妄想ばかりしてた。

親にしてもらって私自身がすっごい良かったなっていうところは「子供もこういう風に育てよう」って思ってたし、逆にすごい嫌だったことがあれば「子供は違う育て方をしよう」みたいな感じ。笑

そのぐらい具体的に子育てについて考えてきたの。子供には「あおいちゃん」って名前をつけようと思ってたし。

佐藤 かわいい!

 そうなの!その子供につけようと思っていた名前を、自分のホステス時代の源氏名(ビジネスネーム)に使っちゃうみたいな。笑

佐藤 笑笑

 だから20代の時の源氏名は「あおいちゃん」。それぐらい子供がほしかったの。

でも旦那は子供が大嫌い。「子供は本当に嫌い」って言うから、「へーそうなんだ」みたいなやり取りを繰り返していたのね。

イタリアンレストランにて。リアル嶋さん。

近づく妊娠適齢期。彼と一緒にいることへの迷い。

30代前半ぐらいの時に「子供がほしいんだったら、彼とはここで別れて他の人にいった方がいいのかな」とも思ったよね。リミットもあるからさ。それぐらい子供がほしかったの。

だけどよくよく考えたら、「子供がほしいからこの人と別れるっていうのはなんか違うかな」とも思ってね。

まだ見ぬ子供のことなんてわかんないじゃん。「どうなるかもわからないものにすごい執着してるなー」って思ったし、それよりも彼と向き合うことや「私自身が彼と一緒にいたいかどうか」のほうが大事なわけよ。

なんかね、その時には旦那と信頼関係ができ上がってて、すごい居心地が良かったの。なんでも言えるし。とにかく一緒にいると笑うことが多かったの。

「こんなに笑いあえる人って他にいるのかな?」って考えた時に、いないと思ったのね。そう考えると、まだ見ぬ子供よりは彼の方が大事だった。

佐藤 うんうん。

 だから「まぁいっか」って思って、お付き合いを続けることにした。その時に子供はあきらめたね。「彼と二人で仲良く暮らせていけばいいじゃん」みたいな感じかな。

佐藤 子供をあきらめるまでに葛藤というか、ご自身の中ですぐにあきらめることはできたのでしょうか?彼とケンカするとか、そういうのもなかったんですか?

 そうね。ほしい・ほしくないの話し合いはしたね。でも、彼は頑として「子供が嫌い」って感じだったかな。

自分のテリトリーに入ってこられるのが嫌とか。あとは、デートしてる時なんかに子供たちがさわぐ場面に遭遇するじゃん。そうするとすごい嫌そうなんだよね。

佐藤 …ほぅ。それは、本当に子供がお嫌いなんですね。

 そう。子供自体がもう本当に嫌いみたいで、これはできないよねって思った。

そんな感じで、いろいろ話し合いもしたからあきらめられたんだけど、きっかけがあって「やっぱりほしいなぁ」って再発するわけですよ。笑

そう簡単にはね、あきらめられないわけですよ…。

私たちの子供を養子に出そう!

 ホステス時代のお客さんでね、特別養子縁組制度に手を挙げた人がいたの。

けっこうなお金持ちでね。デザイナーズマンションに住んでて、私もたくさん通ってもらって、信頼関係もあるし人柄も素敵な人なんだよね。でね、子供がいなくて、奥さまが40代後半になった時に特別養子縁組制度を考えたんだって。

だけど、あれってすごい倍率が高いんだよね。1か月に1回ぐらいしかチャンスがないんだけど、1人の赤ちゃんに対して50人ぐらいが希望を出すんだって!

佐藤 えぇー!

 どういう基準で親権が決まるかというと、その赤ちゃんを産んだ人たちの意見だよね。相性とかいろいろ、独断と偏見。

その話を聞いた時に「旦那との子供を私が産んで、そのお客さんに育ててもらえばいいじゃん!」って思ったの。そしたら自分の遺伝子は残せるじゃん!そしたら「子供を産みたい」っていう願望がまたふつふつと沸いてきたわけですよ。

だから、旦那にそれを相談したの。そしたら「子供が嫌いっていうよりも遺伝子を残したくないんだ」って言い出して。自分で自分のことが嫌いだから遺伝子を残したくないんだって。

ここまで話し合ってダメならもう相当じゃん。だから受け入れたよね。

理由にはびっくりしたんだけど、まぁそういうこともあるんだなーって思って。でも、ここまで自分の希望を出さないとわからない理由だったから、ちゃんと話して良かったなって思う。

それからはね、周りから「子供つくらないの?」みたいな感じで聞かれた時はこの話を出すのね。「ここまで話し合いをしたんだよ」って。

でね、この話をすることで「実は私もそうなんです」とか「僕の奥さんもそうなんです」とか聞くようになったの。自分の遺伝子を残したくない人って意外にいるんだなって思ったよね。お友達の、すごい仲のいい夫婦からも聞いたりして、やっぱりいろいろ理由はあるよね。

佐藤 そうですね。でも、ここまでちゃんと話し合いができたのは、信頼関係ができていたからこそですね。片方が嘘をつくことだってできるじゃないですか。

自分たちの子供を他の人に育ててもらおうって言われた時に、「自分のことが嫌いだから産んでほしくない」って、けっこう言いにくいことだと思うんです。

 そうだよね!

佐藤 「なにバカなこと言ってんだ」って返すことだってできたのに。そこを正直に開示できる関係性ってすごいと思います。

それに「私たちの子供を他の人に育ててもらえばいいじゃん」っていうのも、言いにくいことだと思いますし。

 そうだよね。でもそのぐらいほしかったの。

旦那とは本当に何回も話し合ったよね。

信頼関係を築くポイントは「自分に素直になる」こと

佐藤 お互いに本音を言い合える信頼関係が築けているのがすごいなと思いました。

どうしたら、そんなふうに信頼関係が築けるようになるのでしょうか?

 自分に素直になることかな。ほしいものをちゃんと表現する。相手に強要するんじゃなくて、ただ単に「私はこれを望んでいる」って意思表示することね。

言いにくいこともダメ元で言ってみる。ちゃんと言わないとわかんないから。本当は子供がほしいんだったら、ずっとモヤモヤしてるよりは言った方がいいよね。自分のためにも相手のためにも。

佐藤 言ったことで「相手にどう思われるんだろう…」みたいな、恐れっぽいものはなかったのでしょうか?

 なんかもう、その時はお互いに「別れないよね」っていう空気があったから。

「こいつ私以外だったら誰とも結婚できないよね」っていうのが、けっこう口癖でね。向こうも「かおり俺以外だったら誰とも結婚できねーよ」って、思ってると思うんだけど。笑

「ちゃんと話し合えばオッケーだよね」って、確信があるからね。

佐藤 どうしたら、自分の気持ちに素直になれるのでしょうか。

 自己肯定感を上げることかな。自分で自分のことを好きになる。あとは、相手の意見に振り回されないっていうところ。

昔は私も、相手に振り回されてたんだよね。「どんな人が好みなの?」って聞かれたら「私のことを好きになってくれる人」みたいな感じのことを平気で答えてた。笑

それだと、相手から「愛がもらえない」って感じたら自分が崩壊しちゃうじゃん。だから相手の気持ちなんて正直どうでもいいんだよね。

自分が好きかどうか、自分がこの人と一緒にいたいかどうかの方が大事。だから相手が私のことを好きじゃなくても好きでも、一緒にいてくれるんだったら「ま、いっか」って思えるようになったかな。

相手が自分を好きかどうかって、もちろんみんな気になると思うんだけど、自分のことを大事にしてほしいよね。

結婚って形じゃん。結婚ありきじゃなくて、相手との信頼の上に結婚があるわけじゃん。結婚という形よりも「この人とずっと一緒にいたいかどうか、今 幸せかどうか」のほうが大事だよね。

「結婚なんて形でしかないじゃん」と言い切る婚活コンサルタント

自分も相手も大切にしながら話し合える人たちを増やしたい

佐藤 最後に、これからの展望をお聞かせいただけますか。

 今、うちの旦那と猫ちゃん2匹とで幸せに暮らしていて、この幸せが本当にずっと長く続けばいいなと思っています。なにかあるたびに話し合って乗り換えてきたから、これからもそうしたいなって思ってて。

ただ結婚させるとかっていう結果を求めるんじゃなくって、自分の気持ちに忠実で、自分も相手も大切にしながら話し合える人たちを増やしたいなと思ってます。

佐藤 私も嶋さんの講座を受けたりお話を聞いたりしていますが、過去の嶋さんが積み重ねた実体験に基づいているから説得力があるんですね!

 そうだね、体験・経験は話せるからね。いっぱいいろいろ乗り越えてきたからね。笑

佐藤 お話も楽しかったです。ありがとうございました!

結婚式では欲張って3つもウェディングドレスを着た嶋さん

超売れっ子婚活コンサルタントがあきらめたものは結婚と子供!こじらせ女子がつかんだ幸せのかたちとは?

結婚をあきらめ、子供をあきらめ、かけがえのないパートナーと幸せな日々を送る嶋さん。

これまで何度も何度も自己対話をして、そしてご主人とも何度も話し合いをして、時にはケンカもして。ご主人との今のゆるぎない信頼関係は、その賜物なんだなと感じました。

インタビューでもお伝えしましたが、自分たちの子供を産んで他人に、しかも「ホステス時代のお客さまに育ててもらおう」と提案するのって、すごい勇気がいることだと思うんですね。相当な信頼関係がないと難しいと思います。

もし、過去の嶋さんが結婚や子供を選んでほかの人と結婚していたとしたら。これほどの信頼関係を築けるパートナーには、出会えていなかったかもしれません。

今は、婚活コンサルタントとしてたくさんの夫婦を幸せに導いている嶋さん。お客さまの「長期的な幸せ」を大切にされているのは、嶋さんご自身の実体験があってのことなんだなと感じました。

幸せのあり方というのはひとりひとり違います。だからこそ、私たちには「自分の気持ちに忠実になる」試みが必要なのかもしれません。

どんな人と一緒に歩もうか、どんなことを大切にしたいのか…。たくさん悩むこともあるでしょう。

そんな時は、自分の気持ちに素直になってみませんか。はじめは難しいかもしれません。でも、続けていくうちにだんだんと、自分らしい道が開けてきます。

あなたはどんな人生を歩みたいですか?
生きていくうえで大切にしたいものはなんですか?

あなたが大切にしたいものを大切にして生きるために、一緒にいたい人って、どんな人でしょうか?