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チィーーーンーーーーーーー……
嶋さん
「これは音叉(おんさ)ね。浄化作用があるから、えりちゃんも鳴らしてみていいからね。」
そんなことを言いつつ、嶋かおりさんは片方の手の指で輪を作り、もう片方の手の人差指と中指をくっつけてトントンと輪に通し始めました。
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なにが起こっているのかよくわかりませんが、嶋さんは何やらぶつぶつ言いながら、目の前の用紙に「肉体」とか「パラサイト」とか「伝達物質」とか…
なにやら見慣れない言葉を書き連ねていきました。
なんとなく嶋さんに話しかけちゃだめな気がして、音叉を鳴らしまくって遊んでいると
嶋さん
「えりちゃん、9歳の時のトラウマが出てきたんだけど、なにかあったかな?」
えり
「トラウマ?!小学校3年生の時かー。強いて言えばあの時のことかも…。」
嶋さん
「えりちゃん、過去生でロシアのいいところのお嬢さまだった時があるね〜。
近しい間柄の男性2人が、えりちゃん(の過去生)の奪い合いしてて、やめてって叫んでる。この時に、大きなブロックができたみたいだからクリアリングするね。」
えり
「過去生?」
嶋さん
「魂がね、何千回も、人によっては何万回も生まれ変わっていて。えりちゃんの魂が過去に経験した出来事がきっかけでブロックができることもあるの。」
えり
「へー!私の魂は、ロシア人だった時があるんですね!2人の男性から取り合いになるなんていいご身分ですねぇ〜」
嶋さん
「いいご身分だよねー。笑」
そんなやりとりを何度もしていくうちに…
気がつくと紙いっぱいにいろんな言葉が書き連ねられていて、身体から悪いものが出ていったような感覚になりました。
えり
「嶋さん、ぶつぶつ言っていたのは、なにかに聞いていたんですか?」
嶋さん
「そうそう!クリアリングツールに聞いてるの。
私のクリアリングの先生の吉村さんが、クリアリングツールを作ってくれてね。ツールに聞けば教えてくれるんだよ。」
えり
「へー!(?)」
この時点では、吉村さんが人間なのか、クリアリングがなんなのかすらわかっていませんでした。
が、自分の頭の中の整理をしてもらえた感覚もあったので「よくわからんけどまあいっか」という感じでした。