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嶋さん
「けど、どうだろうねー…。
彼女がリアルタイムで風俗嬢をやっているっていう男の子の相談に載ってたことがあるんだけど…。
その子の場合は、彼女のことを理解したい気持ちはあるけど悩んでたかなー。
彼女が風俗嬢をやっているっていうのがどうしても受け入れられないんだけど、別れることもできないんだよね。こればっかりは、本人がどうしたいかなんだけど…。」
えり
「それはもう、ご本人が決めるしかないですね。」
嶋さん
「うん、まぁ。えりちゃんは大丈夫な気がするよ。笑」
えり
「もちろん私も過去にはいろいろ思い悩んだこともありましたが、めぐりめぐって今は “昔のことだしどうでもいいか” みたいな感じになりました。笑」
嶋さん
「うんうん。じゃあさっそく、気になる人をピックアップしていこうか!
えりちゃんは相談所コースじゃないからアプリを使ってもいいんだけど、今の知り合いの中から “この人いいな” っていう人いるかな?」
えり
「います!います!気になる人ならたくさんいますよ!」
そんな感じで、人として好きだなと思う人を、テレアポリストを作るかのごとくピックアップしていきました。
えり
「フリーランスの仕事でご一緒している〇〇さん。◯年ぐらい前から、節目節目でお世話になっている◯◯さん。Zoomでよくご一緒している◯◯さん etc…。」
嶋さん
「いいねー!」
嶋さん
「◯◯さんは、どんな人なのー?」
と、私がピックアップした一人一人について嶋さんがヒアリングしながら、誰からどんな手順でアプローチしていくかの作戦会議(?)が始まりました。
すげぇ、営業会議みたい…。
嶋さん
「じゃあさ、まずは◯◯さんを食事に誘おっか!」
えり
「えぇー!同じコミュニティの人を食事に誘うって、どうなんですか?変な噂とか広まったら相手にも迷惑がかかるんじゃ…。」
嶋さん
「え?同じコミュニティ内で恋愛・結婚なんてよくあるよ。」
えり
「えー。そうですかね…。」
嶋さん
「…えりちゃんの中にブロックがあるのかも。ちょっと、クリアリングしてみようか。」
そう言うと嶋さんは、机の上に音叉を並べはじめました…。