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第1話はこちら

私は2年ぐらい、風俗嬢として生計を立てていたことがあります。
きっかけは会社員が続かなかったから。
人同士のいざこざが起こるたびに耐えられず、体調崩す→退職→転職 の繰り返し…。
風俗で働くことを決めた当時の私は、1日7種類もの薬を服用。
どこからどう見ても、「病んでそういう業界に行った子」みたいな感じだったと思います。
自分で言うのもなんですが大学を出るまでは優等生だったので、まさか自分が風俗で働く日が来るなんて…。
病院で「うつ状態」と診断を受け、すでにたくさんの薬を飲まないと生活が成り立たないのに、風俗で働いたらもっと病むんじゃないか…。
だけど、もうそれ以外に選択肢がなかったので、よくわからない精神状態で風俗店の面接に行きました…。
…で、ですね。
ありがたいことに…
風俗嬢として働き始めて半年が経ったぐらいには、会社員時代に服用していた薬をすべてやめることができました!驚
えっと、ですね…。
働いてみたから分かったのですが、風俗嬢もふつうに「お仕事」だったんです。
いわゆる「プレイ」も、女性講師による講習がありましたし、ネット指名をいただく方法やリピートいただく方法などなど…。
質問すればスタッフさんも、ほかの女性キャストも親切に教えてくれました。
少なくとも私がいたお店は、その辺の一般企業より人を育てる環境があったと思います。
同じような仕事をしている女性もお店もとんでもない数あるのでお客さんをつかむのは大変でしたが、きちんと向き合ったらその分だけ「ありがとう(もちろんお金も)」をもらえる。
そんな仕事でした。
・顧客との関係構築
・他社との差別化
・SNSを使った集客 etc…
今はマーケティングの仕事をしているのでこういった話をする機会も多いのですが、私がマーケティングというものに興味を持った一番のきっかけは、風俗嬢としての経験です。
えり
「……こんな感じの話を ふつうにできる人がいいです。
自分がどう見られるかを気にしていたから それが現実化していたんだと思うのですが、こういう話をした時にいつまでも好奇の目で見てくる人はムリです。」
嶋さん
「あー。なるほどねー。」
嶋さん
「つまりバカが嫌なのね!」
えり
「なんと……汗。」
私の心の中をあけすけなく代弁する嶋さん(゚∀゚)
嶋かおりさんのコンサルはまだまだ続きます…。