前回からの続き↓

「数学でビジネスをしたい。教育につながる事業がいい。」
と決めた旦那は、10年ぐらい続けてきたマーケターの仕事を極力減らして、「教える仕事」と「相談業」に時間を使う生活スタイルを作っています。
集客のコンサルティングやビジネス塾の講師なんかもやっているので、収入が0になることはありませんが、ドイツに引っ越すことを考えるともう少し稼ぎたいところ。。
「せっかくなら教える仕事でお金をいただこう!」
ということで、旦那はオンライン家庭教師に応募をしていました。
楽しそうに求人を見ている旦那に「なんか楽しそうだね」と話しかけたところ、
「マーケターの仕事をやめたら 自分にはなにも残らないと思ってた。」という答えが返ってきました。
さらに、「(自分は)学歴が大学中退だから家庭教師として採用されないと思っていた。」と言うのです!
これを聞いて、私は改めて「捨てると入る」ということを実感しました。
確かに、旦那は大学を中退してはいたものの、ここ4年ほど専門学校で非常勤講師としてマーケティングの授業をしています。
さらに、個人的に家庭教師をしていた高校生が薬学部に進学したりと、「学生さんに教える仕事」という点でそれなりに実績は持っているんです。
採用担当(私の本業です 笑)の立場から言わせてもらうと、「応募要件(今回の場合は大学卒業)を満たしていなくても会ってみたい人材」っているんですよね。。
仮に私が、塾講師のアルバイト採用をしていたら、旦那のような経歴の人が応募してきたらまず書類は通過させます。
そんな話をしたところ、旦那からは「今まではメインはマーケターの仕事だと思っていたし、大学中退に目がいってて、専門学校や家庭教師の経験がプラスになるなんて考えたこともなかった。」という言葉が返ってきました。笑
どうやら旦那は、今まで一生懸命つかんでいた「マーケターとしての自分」を手放してみたことで、「自分にはもっといろんな可能性があるのかも」ということに気がついたようです。
この一件は、私にとっては「思い込みってマジで怖いな」と感じたできごとでもありました。笑
職歴や学歴に限らず、自分の価値って当の本人が一番気づけなかったりしますよね。。
自分の生き方に行き詰まったら、今、もっとも多く時間を費やしている事柄から離れて(捨てて)みると、突破口が見つかるかもしれません。