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旦那との一悶着は案外すんなり収束したものの、相変わらず仕事が忙しい日々が続いていました。
とある日、トラブルをカバーするために、夜遅くにお客さま先へお伺いしたことがありました。
その他にも急ぎの案件があったため、この日はお客さま先から都内のカプセルホテルに直行し、翌日は出社して急ぎの作業に取り掛かっていました。
未だにそういうところあるのですが、私は上下関係が発生するような環境になると、自分の違和感を無視して立場が上の人の意見に従ってしまう癖があります。
違和感を伝えるのが面倒というのもありますし、「自分より経験豊富な人の言うことに従っておけば問題ない」みたいな思考の癖もあるようです。。
しかし、仕事中に抱く違和感って、けっこう当たるんですよね。悪い意味で。。
今になると、「上司であってもいつも正しいとは限らない。全てに目が届いているとは限らない。」ということが腑に落ちましたし、「プロジェクトは全員で進めるものだから、違和感があったらまずは伝えよう。」と思ってはいますが、、
当時はトラブルが起こるとまずは自分をひどく責めて、その後に上司を責めていました(心の中で)。
…で、ですね。
なぜ夜遅くにお客さま先に行ったのかというと、社長が指名したカメラマンさんがあまり良い撮影ができたかったため撮影し直しになった、という経緯があります。
違和感を覚えた時に「他の人に依頼しませんか?」と、社長にリクエストすることもできたはずなのに、そのままそのカメラマンさんに撮影をお願いしてしまったわけです。。
上がってきた写真の状態が悪くて、社内のデザイナーからも修正が難しいと言われ、、、
自力でなんとか写真の状態の悪さをカバーできないかと、あれやこれやとやってみましたが、ダメでした。。。
お客さまに営業を止めていただいての再撮影だったので、とにかく私は自分をめちゃめちゃ責めました。お客さまとやりとりしている間も、すんごい身体が締め付けられるようでした。。
で、自分を責めた後は、怒りの矛先が社長に向くわけです。苦笑
当時の私の心境は「社長が選んだカメラマンのせいで終電までフォローをして、別のトラブルをフォローするために自腹でホテルに泊まってそのまま出勤してやってる」ぐらいに思っていました。汗汗
私がそんな心境で作業をしているタイミングで、社長が出勤してきたのです。で、どこかのタイミングで、社長が私に残業時間の話をされたんですね。
この時期 私はけっこう残業していたので、残業時間の計算のしかたとか、制度的なことをただ単に伝えに来たんだと思います。
ただ、私は社長に怒りを感じていた反面、残業するのが申し訳ないとも思っていたので、自分が責められているような気分になったんですね。。
で、社長の説明が終わるのを待たずに文句を言いました。苦笑
私の脳内では、「社長の選んだカメラマンとか、私より社歴が長い人たちの段取り不足とかで残業せざるを得ないのに、なぜ責められなくちゃならないのか。怒」みたいになっていたんだと思います。
(ちなみにこの時、社長は私を攻めに来たのではなく、単に残業時間の計算方法とかを伝えに来ただけです。おそらく親切心で。)
まずは、なぜあのカメラマンを選んだのかの文句と、デザイナーさんもお手上げでめちゃめちゃ苦労したみたいな話をしたかと。。
過去の私は、ちょっとしたことをず〜っと根に持つタチでして…。自分の中に押し殺すせいで頭の中で反芻してしまい、どんどん溜まっていって、それらが爆発した感じ。笑
何を話したのかはほとんど覚えていませんが、自分が怒っていたことは覚えています。
記憶に残っているのは、社長が「残業時間の話をしに来ただけなのに、なんでこんなふうになるんだろう。」と、悲しそうな困惑した感じになっていたこと。
あとは、私が社長に対して怒りながら「今、福岡の人といい感じになっていて、でも彼と一緒になって距離が近づいたらこんな感じになるんですかね。私のなにがこういう現象を起こしてるんですかね。怒」みたいなことをしゃべっていたかと思います。笑笑
(こうやって振り返ってみると、うちの社長は良い社長ですね。笑)
そんなわけで、この日は 2時間近く口論?していたと思います。
いい会社だと思うので今も勤めているのですが、私の怒りは収まらず、次回の嶋かおりさんのコンサルではこの時のことを相談するのでした。。