私、ふだんはIT会社で採用担当をしています。
今年、4名の新卒社員が入ってきたのですが、その4名に採用業務を教えることになりました。
で、気がついたのですが…。
少なくとも私の勤め先の採用活動は、覚えればできる系の業務がめちゃ少ない…。
特に「面接なんて、どうやって教えるの?」って感じでした。
決まりきった質問をしたところで、あらかじめ対策された答えが返ってくるじゃないですか。汗
そして4名は、業務比率としては採用ではなくシステム開発の割合が大きいため、採用業務に時間をかけてられないのです。。
しかも私から、「一次面接は、学生さんを二次面接にあげるためにやっています。なので、いろいろ話していく中で、良いところをたくさん見つけて差しあげてください^^」
とか、言われます。
そんなことを言われつつ、半数以上のかたが一次面接で見送られる実情を目の当たりにするわけですよ。。
この4名と同じ年齢だった時の私であれば、「どうしたらいいんだよ!」と腹を立てていたでしょう、、、汗
最初は4名からも、「入社したての社員が面接なんて、学生さんたちにネガティブなイメージを持たれませんか?」と、不安の声をもらいました。
が、しかし!
実際にやってみたら、、、ですね。
4名ともに数回の面接官を経験しながら、どんどん成長してるんですよー。
学生さんの良さを引き出せるように面接を進めて、私が最終決定権を持つ合否についても、自分の考えを伝えてくれるようになりました。
実際、それで合否が変わることもありました!
私がやったことは、面接を進める上での考え方や前提、よくしていた質問やその意図、お見送りにならない事項・なる事項、などなどをテキストと動画で伝えて「練習はご自由にどうぞ」という感じ。
あとは面接同席をして、面接官(4名の誰かがやる)が確認しそびれていそうな内容をリアルタイムで確認するぐらいだったのですが、予想以上にみんな成長が早くて驚きです!
そもそも、この4名が優秀だったという前提もありますが、、、面接など、本人の感覚に寄りやすい業務を教えたい場合に、「どうやったら早くできるようになってもらえるかな?」と考えてみたんです。
そうしたら極論、教える側がこれだけやってればOK!というものが言語化できたんですね。
それは、教える相手へ「感謝、信頼、尊敬、傾聴、受容、助力」を以てお教えする、です。
…すごい抽象度をあげました。笑
この前提を持った状態で適宜、必要な情報を渡していくと、教わる側は勝手にできるようになっていきます。ほんと。。驚
「感謝、信頼、尊敬、傾聴、受容、助力」
過去の私は、この中のどれも1ミリもできるような人間ではありませんでしたが。。汗
実は、たくさんのかたをセッションさせていただく中で、ちょびっとですができるようになってきたと、感じていることでもあるんです。
次回は、それぞれのワードについて私なりの解釈をお伝えしていきますね^^